本を読むのが苦手な方に、漫画で分かる不動産投資の本をご紹介します。
しっかりとしたノウハウを得る目的であれば、以前にご紹介したような普通の書籍のほうが当然良いですが、まずは気楽に勉強したいという方は、以下の本がおすすめです。
どれも楽しく読める本ですので、ぜひ手にとってみてください。
<以前にご紹介した書籍はこちら>
①「サラリーマン大家さん入門!」 藤山勇司著 2013年
以前の記事でもご紹介させていただいた藤山勇司さんの著書です。藤山さんのセミナーに参加したお弟子さんが、サラリーマン大家さんになって年間1000万円を超えるキャッシュフローを得るまでの実話が描かれています。生涯賃金を考えればいかに住居費用が莫大で、リビング係数(収入に占める住居費用の割合)を低減することが大事か、今の生活を見直し節約体質になること、「あせらず、あわてず、あきらめず」の心構えなど兼業大家として成功するために必要なマインド(他の投資や事業でも必要だと思います)はとても参考になります。
②「めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAIが作った恐る恐るの不動産投資」
まりお×ダイアモンド・ザイ編集部 2010年
まりおさんという方の体験記で、抜群に面白い本です。勉強が不十分なまま投資を始められたため、購入時や購入後も様々なトラブルに見舞われています。価格の大きな物件を短期間の融資(13年)で購入したことにより、資金ショートし、現在は不動産投資から撤退されています。本書の後、どうなったかは健美家のコラムに詳細が記されています。本業の収入が少なくても、不動産の収入が多ければ税金や各種支払は増えます。何かあっても運営を維持できるよう、そこまで事前に手持ちの資金を想定しておくことが大事です。失敗した内容が書かれている書籍は少ないと思いますので、貴重な内容です。 反面教師として参考になります。
③「主婦でも大家さん 頭金100万円でアパートまるごと買う方法」
東條さち子著 2010年
漫画家の東條さち子さんという方の大家奮闘記です。この本もとても面白いです。1棟目の物件は高利回りで悪くないものを購入されていますが、返済比率が高いことと空き室が多いため、お金が残りません。にもかかわらず、本書では大規模リフォームが必要なRCの築古物件を4300万円の借入で購入されています。行動力はとても素晴らしいものがありますが、綱渡りのような資金繰りは読んでいてヒヤヒヤします。これも半面教師として、こうならないような物件購入・資金計画を進められるとよいと思います。
④「大家さん10年め。主婦がアパート3棟+家1戸!」 東條さち子著 2014年
③の続編です。その後、さらにアパート1棟、戸建1戸を購入されています。②のまりおさん同様、不動産の収入が増えることによる税金や各種支払に苦慮することになります。また、自宅の隣にある戸建を購入し、賃貸に出すものの、入居者の質が悪いことによる様々な苦労が書かれています。③で購入したRCの物件はサブリース(家賃保証)で運営をされていますが、それも裏目に出るようなことも起こります。このあと、さらに続編を出版されています(まだ読んでいません)が、タイトルは「大家さん引退します。」となっています。。。勉強や資金の準備が不十分なまま行動することがいかにまずいか貴重な参考となります。不動産投資はやや慎重な性格の方のほうが向いているのかもしれません。
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